○十六夜市
三方を山に、一方を海に囲まれた都市です。
古い街並みを今も守り続けていて、一部地域はちょいとレトロな観光地としてそれなりに栄えています。
かつては海路の中継港として栄えましたが、近代に入り海運業の発展とともに衰退。現在の港は観光用の遊覧船や釣り船、漁船の発着場として細々と運営されています。
沿岸部は湾になっていて波は比較的穏やか。岩場が多く砂浜は少なめですが、海水浴場として夏場は賑わいます。
市内には歴史の古い神社仏閣が多く存在し、景観を重視するため、条例で道も建物も店も当時の形のまま保存されています。
しかしながら道が古いため少々狭く、一方通行や右折禁止、さらには車両侵入禁止の場所も多く。車で走るよりは、徒歩か自転車、路線バスか路面電車で移動する方がおすすめです。

伝統を重んじる傾向が強い土地柄で、年配の人の中には家柄や格式にこだわる人もそれなりに多いようですが、若い世代はあまり気にしていません。
観光客には愛想はいいが、他所から来た住人には意外と排他的な一面もありますが、やっぱり若い世代はあまり気にしていません。

数年前、郊外に新しく開通した鉄道の駅ができ、そこを中心に近代的な新しい町並みが形成されました。通称『新都市』または『新都』と呼ばれています。これに対して旧市街を『古都』と呼ぶようになりました。
古都の人々は、新都の店舗や施設は喜んで利用していますが、マンションなどの高い建物が景観を損ねるとの観点からあまり良い印象を持っていませんが……やっぱり若い世代はあまり気にしていません。

【十六夜市の名産品・主な産業】
名産品:がまサブレー。ガマガエルの形をしたお菓子、観光地の各所で売っている。お土産用の箱入りと一般用の袋入り有り。眉つきのガマを見つけると幸せになれる、と言われている。
伝統工芸:歯車などを多用したからくり人形。
主な産業:時計会社の旧本社(現本社は東京)、産業用ロボット研究所ならびに工場
交通機関:十六夜鉄道(事故率が少なく、ダイヤが乱れないことで有名)と高速鉄道(在来線最速をうたう急行十六夜エキスプレスは東京方面に向けて約35分で都心に到着)が運行中。

○十六夜山
 市の象徴である山。二つの頂上を持ち、頂上が高い方が姉山、少し低い方が妹山と呼ばれています。
 山頂には十六夜の守護神である姉妹の神様を奉る十六夜神社があります。
 かつては天然の要塞として外敵の侵入を防うだ山なのですが、近年ではその地形が災いし、首都圏までかなりの迂回をしなければなりませんでした。
 高速鉄道は十六夜山の地下を通り、大幅な時間の短縮を実現しています。

○十六夜学園
主人公やヒロイン達が通う学園。
物語の主な舞台、出来てまだ数年の真新しい校舎の学校です。
一学年9〜10クラスの編成で、古都、新都市双方の学生が通っています。

市の象徴である十六夜山の姉妹山の中腹に建てられており、学生は毎日長い上り坂を上り下りしなくてはなりません。通学路は元々は十六夜山の登山道でした。
斜面上の場所を段々畑の様に階段状に整地し校舎3棟と、体育館と屋内プール、そして校庭が複数、がそれぞれブロックごとに段差で分かれています。

新しい校舎で校風は比較的自由で沢山の部活も盛んで大変よく見えますが、学生達の最大の不満点は、やはり『山』であり、各ブロックへの移動がとても大変だと言うこと。『毎日登山』とか『体育の授業はクロスカントリー並』と言われ、新入生と在校生はふくらはぎを見れば一目瞭然! とまで言われています。