巫女さん細腕繁盛記


■沢渡信恒(さわたりのぶつね)
 『巫女さん細腕繁盛記』の主人公。
 今年大学に入ったばかりの青年、世間一般ではそれなりに真面目な性格ではあるはずだが、厳格な神道の神社の人間としては少々不真面目扱いをされています。
 やるときはやるタイプで決めた事に関しての行動力は高いが、何処か抜けている所がある。

 現在は神宮の将来の跡取り候補の一人。
 学力は一般的、運動はそれなり。
 兄妹は無し。
 古めかしい名前に若干のコンプレックス有り。

 両親が勘当同然で結婚したため中学生の時まではごく一般的な家庭で育ったが高校生になると同時に両親の神宮からの勘当が解かれ、日本有数の恵瀬神宮の直系血族の一員として迎えられます。

 日本有数の神社、恵瀬神宮はその古い歴史と大きさを持っています。世間の不景気とは無縁の世界…故に主人公からは神宮の人間達のその価値観、考え方がとても滑稽に見えていたりします。
 神宮直系の人間は優れていて偉い…、ただその血族に生まれたという事実だけで人間の価値が決まってしまう事を主人公は嫌っています。

 沢渡一家が神宮からの勘当が解かれたと言っても、やはり主人公と両親への風当たりは強く、また宮司になったばかり故、経験や実績が無い主人公は修行のためにと神宮から勧められ、遠縁の東京にある神社に奉仕しに行くことになります。
 大学を休学して、慣れた土地から離れるのに多少の抵抗はあったが、昔一度だけ合った尊敬する叔父とその娘さんの元で修行できることと、東京という言葉に魅力を感じない訳ではなかったため、一応了承する。実はダマされていることと知らず…。


■今回の主人公のコンセプト
 彼は宮司ではありますが、その境遇から勉強不足故に神道や神社の仕来り等の知識は一般人レベルです。ゲームを進めていく上でそれなりに重要な主人公のその『視点』は、主人公=ユーザー、なのであくまでも一般的にゲームを進めているユーザーと同程度という事となります。
 何故そうしたかったのか、主人公はユーザーの分身と考え極力視点を等身大にしたかった為です。つまり神道や神社の知識的な話になるとやはりちんぷんかんぷんになる時がある分けで、主人公が知らない事=ユーザーの知らない事となり、ヒロインやその他のキャラ達がそう言った部分を教えてくれたりします。
 あまり主人公が訳知り顔てのも情緒が無いし、ちょと嫌みっぽいし。

 その為、お目付役の美咲は『お兄様は勉強不足です!!』とすぐ怒られ突っ込まれたりします。


■さらに
 そんな分けで、彼は妖怪の存在すら知らない素人。
 ゲーム冒頭で初めて知るくらいです。
 ゲーム中、いろ〜んなキャラ達の陰謀や思惑が沢山あるのですが、主人公は一切知りませんし、お約束の様に気が付かなかったり、ユーザーすら当たり前の様に気が付いていても気が付かないほどです。
 まあそれでも、徐々に徐々に秘密や陰謀を知っていく事となっていきます。


■新米宮司の独り言
 よくぞ聞いてくれました……。

 神社の宮司さんは大変なのです。
 なんでって、毎日朝早く起きて神社の掃除や奉仕をしなきゃならないんです。
 そんなの当たり前じゃないかって?
 ええ当たり前です。でもね毎朝日が昇る直前に起きて、暑い日も寒い日も文句言わずやらないといけないんです。深夜番組も見れません。
 そりゃ生巫女さん見放題、拝み放題、話し放題ですがっ。基本的に、基本的にね、巫女さんは処女さんなのですよ。清らかでなければいかんのですよ。宮司自ら手を出すわけにはいかないんです。生殺しですよ、ええっ。

 そのくらい、何だって? 世の中には、それ以上に大変な人も忙しい人もいるって……。
 うんうん、そうでしょう。探せば確かにいるでしょうよ、でもね、本当はみんな知らないけど、神社はいつも日本を守っているのよ、妖怪とか秘密結社とか相手に。あ、そこ笑わないよーに。いや本当に大変なんだから。あなた方が笑顔で暮らせるように、日々戦っているんですってば。
 2mを超える大きな猿人や、目を合わせるだけでも恐ろしい尻尾がいっぱいの狐や、大きな蛇とか、その他ぐねぐねうねうね、言葉にもできないようなおっそろしい有象無象とかね。そんなのが人の世界に入ってこないように神社は要所に建てられ彼らを追っ払っているわけ。
 ほんっとに死ぬほど大変なんだからさぁ…。

 さらに今年は神社では大鎮魂祭なる10年に一度のお祭りがあるせいか、化け物達もどういう訳か必死で神社に入ってこようとするし。

 挙げ句、変な秘密結社まで出てきて、大鎮魂祭を妨害してくる始末。みんな何考えているんだか。とにかく宮司って商売は全然割に合わない、命がいくつあっても足りないのよ、ほんと……。
 だったら、何で宮司なんかやってるのかって?
 そりゃ、まぁ……。
 確かに割に合わないし面倒だけど、それでも好きな女の娘の前では格好付けたいしぃ。……惚れちゃった弱みなのかな。
 それに祭りの準備も学生時代の文化祭の準備しているあの感じ、忙しいけど、何処か楽しい、面倒だけど、何故か嬉しい、あの感覚。
 これから始まる色々な出来事を、つづっていこうと思う。


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